ハムスターの繁殖

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ハムスターを殖やしたいと思った時にまず読んでください

ハムスターを飼うのに慣れてくると、赤ちゃんを育ててみたくなるかもしれません。

でもその前にちょっと考えてください。ハムスターは一度に沢山の子供を産みます。ゴールデンハムスターで平均8匹、ドワーフハムスターで平均4匹、もっと沢山産まれることもあります。責任を持って育てるか、里親を探す事が出来ない限り、安易な繁殖はやめましょう。

ハムスターは生まれて一月ほどで大人になりますが、繁殖できるようになるのは2ヶ月以上たってからです。また、1歳半を過ぎたハムスターは繁殖に適しません。繁殖に適した条件は、気温20〜22℃、12時間以上の日照時間、健康である事です。夏や冬は体力の消耗が激しいのでこの時期の繁殖は避けます。

また、繁殖は同種のハムスターで行うこと。異種のハムスターを同士の交配や、近親交配させると先天的な異常や障害をもったハムスターが生まれる可能性が高くなります。

さて、ハムスターを繁殖には、まずお見合いをさせます。オスとメスのケージを隣り合わせに置き、4〜5日様子を見ます。なぜならメスのハムスターは、4日に一度、12〜20時間だけ発情するからです。発情するとメスの陰部からどろっとした白い不透明な分泌物がでます。それを確認できたら、メスをオスのケージに入れます。(間違ってメスのケージにオスを入れると、メスが攻撃してしまいますので注意してください。)

最初は軽いケンカをしていても、しばらくすると仲良くなることも多いです。あせらずに観察しましょう。ただ、激しいケンカをしたらすぐに引き離してください。この時素手では危険なので必ず軍手などをして別々のケージに離します。

慣れてくるとオスがメスを追いかけたり、においを嗅いだりします。そのうちメスがお尻を突き出して止まるポーズをとり、交尾を始めます。交尾は一時間ほどの間、繰り返し行われます。交尾が終るとメスとオスがケンカをはじめますので、すぐに別のケージに移しましょう。

交尾が終わって約24時間経過すると、メスに膣栓(分泌物が固まってできた白いロウ状の塊)が形成されます。膣がふさがれば、交尾は成功です。